Salesforceでメール営業をする際、既存のテンプレートでは不十分であったり変更したい際にオリジナルのHTMLメールを作成する方法です。
この記事は、Salesforce管理者、マーケティング担当者、広告担当者向けの記事です。
基本的なHTMLメールのテンプレートは用意されているが自由度が低い
Salesforceのメールテンプレートを開くとわかりますが、最低限必要なメールテンプレートは用意されていることが殆どです。
しかし、既存の顧客に案内メールを出す場合、見込み客に対してナーチャリングを行い営業機会を得たい場合には不十分です。
そこで有効性の高いメール営業を行う為に、訴求力の高いhtmlメールを作成し送信します。
salesforceメールテンプレート。最低限は用意されているが、メールマーケティングを行うには不十分だ
Salesforceでの営業用HTMLメール作成方法
HTMLメールを作成するにはまず、管理者権限である事が必要なので注意して下さい。
まずは設定に入る
Salesforceにログインし、設定に入ります。
メール>Classicメールテンプレート、へと入ります。
ここで新規テンプレートをクリックすれば新たなメールテンプレートを作成出来ますが、一点注意として営業用HTMLメール専用のフォルダを作成しておくことをオススメします。
作成するメールテンプレートの種類を選択
1.作成するメールテンプレートの種類を選択
Salesforceだけで完結したい場合はHTML、Visualforceで十分ですが、自由度が下がります。
ここではカスタムを選択します。
2.新規メールの保存場所、テンプレート名を入力
テンプレートの一意の名前はテンプレート名から自動生成されますが、変更しても問題ありません。
有効性にチェックを入れ、件名を入力します。
件名は次項で入力しても問題ありませんが、整合性の関係からか、何故かエラーとして表示されることがあるため次項で入力する事をオススメします。
有効にチェックを入れ忘れやすいので注意。
件名は後から次項で入力しても問題無い。
3.HTMLメールソースコードを入力する
メールの件名を決定、入力したら、htmlメールのソースコードを入力します。
手打ちしても良いですし、個人的にはAdobe Dreamweaverを利用して作成すると容易に作成出来ると思います。
HTMLメールなので、ソースコードを入力する必要がある点は注意
また、プレビューボタンを押すことで現在入力中の内容を表示することも出来ます。
簡単な内容であればこちらを確認しながら修正したり、手打ちに慣れている方であれば全て手打ちしたものを確認しながら修正することも可能です。
特に画像を紐付けていないので画像は表示されていないが、アップロードされていればきちんと表示される
実際にメールがどのように表示されるか分かるので、抜けや間違いに気付きやすくなるのもポイントです。
テキストメールでの作成
テキストのみのメールもこのまま作成が可能です。
なんらかの理由でHTMLメールが送信できない相手にはテキストメールが送信できます。
「次へ」をクリックし、HTML版からのテキストのコピーをクリックすれば、テキストがそのまま入力されます。
ここで細かく直しても良いですし、送信するメールがテキスト、HTMLと異なるユーザーが混在する場合はテキスト版を意識してHTMLメールを作成すると良いでしょう。
画像のアップロードについて
HTMLメールはWEB上から画像を読み込むため、一度どこかしらのサーバーにアップロードする必要があります。
しかし、Salesforceに画像をアップロードする場合、少々面倒な手順が入ります。
メールの作成とは別に、以下の手順を踏む必要があります。
- マーケティング→コンテンツ→ファイルへ移動する
- “+ Add File”をクリック
- 任意のファイル名を入力し、必要項目を入力する
- “ファイルを選択”ををクリックして画像を選択しアップロードする
管理のし易さを考えると、自分の会社のサーバーへアップロードする方が簡単なので、そちらをオススメします。
Dreamweaverを使った大まかな手順
運用方法としては、
- DreamWeaverでメールデザイン
- サーバーと連携しておいて画像を自動アップロード
- htmlソースのみをClassicメールテンプレートに貼り付け
をデザインのし易さと、運用の簡易さの点からオススメしています。
別途記事作成予定ですので、詳細はお待ち下さい。
すぐにでもご支援が必要な方、早く解決したい方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ:Salesforceを活用してメール営業する為に
Salesforceを使用して簡単に自由度の高いHTMLメールを作る方法を解説してきました。
基本的には以下がポイントです。
- メールテンプレートはカスタムを使用する
- 自由にデザインしたソースコードを用意する(DreamWeaverがオススメ)
- 画像は自社サーバーへアップロードする方が管理も楽
SalesforceはCRM、SFA、MAツールとして非常に強力です。
Pardot・Account Engagementを使えば更に強力な営業を行えますが、まずはSalesforceでやってみたいという方はこの方法で営業メールを積極的に送ってみては如何でしょうか。