この記事はゴルフ場のような1拠点を主体としたビジネスモデルの方向けの内容です。
実例としてゴルフ場でWEB広告による隣接地域への地域ターゲティング配信成功事例を紹介致します。
※詳しい都道府県名は伏せさせて頂き、私が支配人をしていたゴルフ場の県はA県。隣の県はB県とします。
地域ターゲティング設定時の背景
当時、私が支配人をしておりましたゴルフ場では近くに道路が開通し、隣のB県から車15分以内とアクセスしやすくなりました。
アクセスしやすくなったにも関わらず隣のB県からの集客が少ないという問題が生じておりました。
ホームページのアクセス解析をしても隣のB県からのアクセスがわずかでした。
ポスティングや駅中広告と色々な手段がありますが、B県の新規顧客のゴルファーにどうすればダイレクトに宣伝することができるのか。
ポスティングや駅中広告、ゴルフ雑誌の広告と色々手段を考えましたが、ゴルファーへ限定できないため広告費用が余計にかかってしまったり、地域を限定できないため非常に費用が高い。
少ない予算で狙いたい地域のゴルファーへダイレクトに宣伝できないか考えをめぐらせました。
集客サイトへの依存度が高い状態
昨今、ゴルフ場の集客は楽天GORA・GDO・じゃらんゴルフといったゴルフ場予約サイトへの依存度が高い状態にあります。
ゴルフ場予約サイトを有効活用しないといけませんが、ゴルフ場予約サイトでB県の顧客がA県を調べたときA県の他のゴルフ場で画面が一杯になり埋もれてしまう。
ゴルフ場予約サイトは基本的に距離の近さでユーザーにヒットしやすくはできていません。※宿泊予約サイトや他の予約サイトも同じ傾向があります。
近隣の県へ知ってもらおうとゴルフ場予約サイトで広告を出そうと考えましたが、これもかなり多くの予算が必要になってしまいます。
悩んだ結果、WEB広告であればゴルフ場に関して調べているユーザーに対して、配信対象地域だけで配信できると知りました。
ゴルフ場予約に関するKWを調べるユーザーに対し、B県へWEB広告の配信を行いました。
B県からの集客を狙ったWEB広告施策(広告費用月¥12,500円)は
毎月新規75名前後がサイト訪問増、プレー予約数60名、1名集客あたりの広告手数料200円
という結果になりました。
地域ターゲティング対応後の集客の変化
Web広告施策前
71名
Web広告施策後
131名
ゴルフ場予約サイトの集客手数料は基本的に10%ですので比較すればWEB広告で5%まで落とすことができ、コスパ良く集客することに成功致しました。
私が支配人をしていたゴルフ場は大衆向けでプレー料金が安いため、プレー料金が高いゴルフ場であればかなり集客手数料を抑えることが可能になります。
今回はゴルフ場の事例を出させて頂きましたが、宿泊施設や店舗がある業態で本来獲得したい地域の顧客来店が少なくて悩んでいる場合は是非WEB広告の地域ターゲティング配信が活躍します。
拠点を構えた商売の場合、この配信方法は相性が良いのでぜひご活用ください。