友だち追加広告とは
LINEの友だち追加広告とは、LINEユーザーに自社の公式アカウントを友だち追加してもらうことを目的とした広告形式です。
通常のバナー形式の広告とは異なり、バナーをタップするとWebサイトに飛ぶのではなくLINEの友だち追加を行う広告です。
友だち追加広告のメリット
友だち追加広告はLINE公式アカウントとLINE広告アカウントどちらからも出稿することが可能です。
適切なターゲティングを行うことで優良顧客になる可能性が高い友だち追加を効率的に増やすことができます。
公式と広告、2つのアカウントから出稿が可能ですが大きな違いはレポーティングと、オーディエンス配信の可否です。公式アカウントはオーディエンス配信が不可能で、広告アカウントはオーディエンス配信が可能です。
そのため広告アカウントは公式アカウントより細かい精度で広告の出稿ができるメリットがあります。
ユーザーからの問い合わせが想定より少ない
通常のバナー広告と異なり友だち追加広告は直接友だち追加が可能なため、予算やターゲティングなどにもよりますがかなりのペースで友だち追加が行われます。
しかし友だち追加したユーザーからの問い合わせや反応が想定より少ない現象がときとしてあります。
ターゲティング設定が商材にあっていない
ターゲット層の属性やニーズを正確に把握せずに広告を作成している可能性があります。
例えば、若年層をターゲットにしているのに、ターゲティングの年齢設定を高齢層や中年層に設定していると友だち追加はしても問い合わせがこなくなります。
LINE広告は年齢の他に地域、ユーザーのライフスタイルや興味関心など細かいターゲティングが多く存在しています。商材のニーズを考え直し適切なターゲティングを心がけましょう。
クリエイティブに問題はないか
LINEで表示される広告は、設定したバナーと広告文になります。
LINEは基本的にスマートフォンで見るものであるため、バナーがPCなどと比べてかなり小さく表示されます。
そのためバナーに記載した文字が小さいと可読性が損なわれ伝えたいことが伝わっていない可能性があります。
実際にスマホに表示されていることを想定してモニターから離れて作成したバナーの可読性などを確認してみましょう。
誤タップの可能性
友だち追加広告の仕様で、表示されている広告のアクションボタンまたは「○○○を友だち追加」というテキストをタップすると直接友だち追加が行われ、バナー部分をタップすると友だち追加を行うか行わないかの選択肢がでる、というものがあります。
この仕様の問題でターゲティングやクリエイティブに問題がなくても、興味関心がないユーザーが誤タップをして間違って友だち追加を行っている可能性があります。
友だち追加広告は2024年10月現在では配信面が4箇所と限られているため配信面の見直し、ターゲティングで更に表示するユーザーを絞るなどで誤タップの可能性を減らしましょう。
出典:https://help.linebiz.com/lineadshelp/s/article/L000001520?language=ja
ユーザーからの問い合わせや反応を増やす改善案
友だち追加広告を適切に改善して確度が高いユーザーを獲得しても反応や問い合わせがなければ予算を消費しただけになってしまいます。
そのため広告だけでなく、友だち追加後の自動メッセージなどもユーザーからの反応を得るために重要なポイントとなってきます。
例として初回自動メッセージをただ挨拶をするだけのものではなくアンケートの形式にするだけでもユーザーから得られる反応が増えてきます。
友だち追加しているユーザーの反応などに関するデータはLINE Official Account Managerで分析することが可能です。
まとめ:友だち追加広告は広告の内容やターゲティングだけでなく、友だち追加後のアクションも重要
友だち追加広告は直接友だちを増やせるという大きなメリットがあります。
適切なターゲティングやバナー、広告文だけではなくその先の友だち追加された後の行動も考えなければせっかく登録していただいたユーザーからの反応を得ることができません。
自動応答やリッチメニューなどを活用し友だちからの問い合わせを増やすことを心がけましょう。