Elementorを使い始めると、で色々出来ることに気づいて楽しくなってきますよね。
ただ、アニメーションの設定や専用のウィジェットなどもあり、手段が多くなりすぎて困ってしまうことも。
そんなお困り事を解決するための基本の部分をまとめました。
今回の機能はPro版の機能も含まれます。Pro版で制作代行や弊社からのサポートをご希望の方はお気軽にご相談ください。
Elementor Proで「動く」の概念は4つ
まずは「動く」なにかを作ろうと思った時に覚えておきたい基礎を
- ウィジェットによるアニメーション
- 設定によるアニメーション
- 動画のアニメーション
- CGなどの他プラグインとの組み合わせの表示
ウィジェットアニメーション
ウィジェットアニメーションは、Elementorの各ウィジェットに組み込まれたアニメーション機能を指します。例えば、ボタンや画像、テキストブロックなどにホバー効果やフェードインなどのアニメーションを簡単に追加することができます。
メリット:
- 簡単に実装可能
- コード不要で直感的に設定できる
- パフォーマンスに優れている
デメリット:
- 提供されるアニメーションの種類が限定的
- カスタマイズ性に限界がある
設定によるアニメーション
設定によるアニメーションは、Elementorのサードパーティアドオンのアドバンスド設定を使用してページ全体やセクション単位でアニメーションを追加する方法です。
スクロールに応じて要素が動くパララックス効果や、ページロード時のエントランスアニメーションなどが含まれます。
メリット:
- ページ全体の動きを統一できる
- ユーザー体験を向上させる
- カスタマイズの自由度が高い
デメリット:
- 設定が複雑になることがある
- 過度なアニメーションはページの読み込み速度に影響を与える可能性がある
設定可能なアニメーションの例
弊社でもParallaxエフェクトウィジェットや花火ウィジェットなどを作っており、利用が可能です。
デザインを行う際に「この機能」と考えるとElementorの機能でデザインしない限りサードパーティ性のものが必ず必要になります。
わからなくなったときは、どれが必要で、どれが必要ではないか。などお気軽にご相談ください。
動画のアニメーション
動画によるアニメーションは様々な手法があり、一番デザイナブルに表現ができます。
その反面、サイズや場所などの制限が多く、Elementor以外のスキルが必要になります。
もともとデザインをされていた方がWEBサイトを綺麗に仕上げた場合こちらの手法がベストになる可能性が高いです。
メリット:
- リッチでダイナミックな表現が可能
- デザインの自由度が非常に高い
- ブランドイメージを強化できる
デメリット:
- ファイルサイズが大きくなりがちで、ページの読み込み速度に影響
- 動画制作や編集のスキルが必要
- 適切な圧縮や最適化が求められる
mp4などの動画
いわゆる一般的な動画と言われる形式で、Youtubeやサーバーに直接アップロードして利用します。
次のような形で表示されます。動画は弊社ツールの動作サンプルです。
動画のウィジェットや、コンテナに含まれる基本機能を使って動画を埋め込みます。
SVG描画やLottieなどの動画、連続した画像による疑似動画
SVGやLottieを使用すると、軽量で高品質なアニメーションを実現できます。特にLottieは、JSON形式でアニメーションを制御するため、スムーズな動きを簡単に実装できます。実例として、このサイトのロゴはLottieの技術を使って作られています。
メリット:
- ファイルサイズが小さく、パフォーマンスに優れる
- 高解像度でも鮮明に表示
- スクリプトで制御可能なため、インタラクティブなアニメーションが可能
デメリット:
- 制作にはAdobe After Effectsなどの専用ソフトが必要
- Lottieファイルの作成や編集には専門知識が求められ
CGなどの他プラグインとの組み合わせの表示
Elementorは他のプラグインとの連携も強力で、例えば3Dグラフィックスやインタラクティブなコンテンツを追加する際に役立ちます。代表的なプラグインとしては、Three.jsやScrollMagicなどが挙げられます。
メリット:
- 高度なビジュアル表現が可能
- 専門的なアニメーションやインタラクションを実現できる
- 他のツールやサービスと連携しやすい
デメリット:
- 導入や設定が複雑になることがある
- 他プラグインとの競合や互換性の問題が発生する可能性
- 開発スキルが必要な場合が多い
ある程度設定方法がわかると、自由度が高くデザイン性が高くなります。
CGデータを取り扱っている方であれば耳馴染みがあるポリゴン数には気をつけたいところです。
ハイポリデータでは読み込みが遅くなります。
連続した画像データ(動画)と比べて操作できることの体験性がどれほど重要かを確認して、実装してください。
アニメーション設定のベストプラクティス
アニメーションはウェブサイトの魅力を高める強力なツールですが、適切に使用しないと逆効果になることもあります。以下に、アニメーションを効果的に活用するためのベストプラクティスを紹介します。
- 目的を明確にする
- 過度な使用を避ける
- パフォーマンスを考慮する
- レスポンシブデザインを意識する
- 一貫性を保つ
目的を明確にする
アニメーションを追加する前に、その目的を明確にしましょう。視覚的な楽しさのためなのか、ユーザーの注意を特定の要素に引き付けるためなのかを考えることが重要です。
過度な使用を避ける
アニメーションを多用すると、ユーザーにとって煩わしく感じられることがあります。
目的により使用するアニメーションの重要性は大きく変わります。
この記事のような読みやすさを重視するものは少ないですし、LPのようなものは多くなります。
必要な箇所に絞って使用することで、効果を最大化できます。
パフォーマンスを考慮する
特に動画や複雑なアニメーションは、ページの読み込み速度に影響を与える可能性があります。最適化されたファイルを使用し、必要に応じて遅延読み込みを設定しましょう。
レスポンシブデザインを意識する
デバイスごとにアニメーションの動作や表示が異なる場合があります。
CSSの中にはPCでしか使えないコードなども存在するため、スマホでアニメーションを使えないことがあります。
各デバイスでの見え方を確認し、必要に応じて調整を行いましょう。
一貫性を保つ
サイト全体でアニメーションのスタイルや動きに一貫性を持たせることで、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
まとめ:
Elementor Proを活用すれば、豊富なアニメーション機能を駆使して魅力的なウェブサイトを簡単に作成できます。
ポイント:
目的に応じたアニメーションの選択
サイトの目的やターゲットに合わせて最適なアニメーション手法を選びましょう。バランスを考える
デザインとパフォーマンスのバランスを取り、ユーザー体験を最優先に考えます。
Elementor Proの豊富な機能を最大限に活用し、視覚的に魅力的でユーザーにとって使いやすいウェブサイトを作り上げましょう。
制作代行やサポートが必要な場合は、ぜひ弊社までご相談ください。
専門のスタッフがあなたのウェブサイト制作を全力でサポートいたします。