マーケティングや広告運用と、Salesforceのデータを関連させて発展させる上で、しばしば問題になる「手動での商談立ち上げ」を避ける方法です。
この記事は、Salesforce、Salescloudの利用者向けの記事です。
作業内容および、考え方を備忘録的に残します。
リストビューから新規ボタンを削除する
このボタンを削除するためには下記の手順を行います。
- 画面右上の歯車マークから「設定」を選択
- オブジェクトマネージャ
- 商談を選択
- リストビューボタンレイアウト
- 新規のチェックボックスを外す
- 保存
作業自体はカンタンに完了します。
なぜ新規ボタンを削除(非表示に)する必要があるのか
結論としては「新規作成はデータが寸断されるため」です。
特に、マーケティング担当者と営業担当者との間で起きる認識の違いをシステム制限で埋めるのが目的です。
各広告を配信している際に、計測データは全て連結させる必要があります。
基本的に流れとしては
- フォームや電話問い合わせ
- リードに自動追加
- リードから取引の開始
- 商談作成
- 受注
データの流れがあり、各IDが紐づいている点が必要です。
広告データなど、可能な限り分析を出来るようにする
主目的の考え方は下記のようなデータを引き継ぐ目的です。
また、リードに情報が残ったままの管理になるため、取引先責任者とリードの各オブジェクトに、2つのユーザー情報が存在してしまいます。
1件2件なら良いのですが、100件を超えてくるとどちらが正しい情報か迷ってしまいます。
せっかくクラウド化するのであれば、紙のようにバラバラの情報ではなく、連続性のある情報にしていきたいですね。
状況判別方法:新規商談作成した場合にリードが残る
Salesforce(Salescloud)の仕様上、リードオブジェクトを利用している場合。
リードの中にある「取引の開始」ボタン、もしくは既存の取引先・取引先責任者の関連項目を利用して新規商談を作成します。
稼働中であれば、変更後の周知徹底が必須
営業担当者など、商談を作成する人に対して必ず周知徹底を行いましょう。
稼働中に営業プロセスが変更されると、入力担当者のストレスは基本的に多くなります。
サイレント修正はこのストレスを増大させる原因になりえます。
情報を入れる文化を維持する努力と工夫が必要です。
要点はこの2点。
- 初めての取引の方は「リード」から「新規取引」で商談作成
- 過去に取引がある方は「取引先*」のどちらかから商談作成
*取引先責任者からでも出来ますが、オペレーション上統一したほうが良いでしょう。
大きな変更点ではありませんが、使いづらいと感じる方もいるため、使い方等をまとめたテキストや画像を作っておくとスムーズになります。
スライドの例
誰かのお役に立てれば幸いです。
また、少し違うが似たような細かい疑問など、サポート出来ますのでお気軽にお問い合わせください。