地域の人と商品を、台湾での出会いにつなぐ
新潟県燕市を拠点に、イベントや出展支援、翻訳・通訳などを通じて新潟と台湾をつなぐニイガタソウゾウ株式会社。代表取締役の早川琳様は、台湾で暮らし、働いた経験を生かし、「新潟FES in Taiwan」を企画してきました。
新潟を訪れる台湾の方に、その魅力を十分に楽しんでほしい。新潟の事業者には、まず台湾に来て、現地の人と直接交流してほしい。その思いから始まった事業について、燕三条地域の協力、初めての出展を支える仕事、現場での学び、そして継続的な台湾進出に向けた展望を伺いました。
今回ご回答いただいた方
ニイガタソウゾウ株式会社
早川 琳 様
ニイガタソウゾウ株式会社 代表取締役。新潟県長岡市出身。2019年〜2020年に台湾でワーキングホリデーを経験し、店舗管理・接客・販売の仕事に従事。帰国後の個人事業を経て、2023年5月29日にニイガタソウゾウ株式会社を設立。新潟県燕市を拠点に、新潟と台湾をつなぐイベントや事業者の出展支援、翻訳・通訳などに取り組む。
事業の原点と燕市との関わり
新潟と台湾をつなぐ事業は、どのように始まったのでしょうか。
2020年に台湾でワーキングホリデー滞在していたころ、ちょうどコロナが始まりました。
もしコロナがなければ、そのまま台湾に滞在していたと思いますが、コロナによって台湾滞在が難しくなったため、私は日本に帰国することとなりました。
2020年~2022年は日本で個人事業を開始し、コロナが落ち着いて出入国が自由になった頃に、また台湾に行きたいなと思うようになりました。
また、コロナの間に新潟ー台湾の直行便は就航が確定しており、これからインバウンドも増えてくると予測していました。
もし台湾の方がせっかく新潟に遊びにきた時、「100%楽しんでほしい」「後悔してほしくない」そのような気持ちが生まれました。新潟は都会ではないですし、若い人も少なくなってきた地域。交通も便利ではなく、下調べや知り合いがいない状態では、なかなかスムーズな旅行が難しいのではないか、まずはこちら(新潟)の方から台湾現地にいって、新潟を知ってもらうことが大事だと考え、新潟FES in Taiwanというイベントを思いつきました。また、イベントを通じて新潟現地の人と知り合うことができれば、さらに新潟に遊びにきてくれる人が増えると思いました。
反対に、日本側はというと、パスポート所持率が海外に比べとても少なく、新潟県にいたってはさらに顕著で約12%〜14%程度(全国平均の約17.5%〜17.8%を下回る低水準)と、なかなか国外に出たがらない県民性があります。
台湾なら直行便もあり、フライト時間は3時間半と行きやすく、言語も漢字を使っているためわかりやすく、他の国に比べて出店しやすい。それなら、新潟の素晴らしい人や商品を知ってもらいたい、台湾に実際に来て欲しい!という思いがありました。
新潟と台湾、双方の交流につなげたいという思いだったのですね。出展支援や会社の設立には、どうつながっていったのでしょうか。
また、進出サポートについては、新潟県内の事業者であれば、対面で直接お話ができるため、私も対応しやすく、初めての台湾出店でも安心していただけると考えました。
同時期に私はプリザーブドフラワー専門店のオープンも予定しておりましたが、今後台湾の会社とやりとりすることもあると考え、個人事業から会社設立、そして新潟と台湾をつなぐこの仕事を本格的に開始しました。
これまでのご経験のうち、新潟と台湾の間で仕事を進める際の判断に最も影響しているものは何ですか。その経験が、実際の仕事の進め方に表れた場面を教えてください。
最も影響していることは、実際に台湾に住んだことがあるということだと思います。
コロナが流行る前の2019年〜2020年に私は台湾でワーキングホリデーをしていました。
台湾で一人暮らしをしながら、店舗管理・接客・販売のお仕事をしていました。
現地の人がどんな暮らしをしているのか、人々がどんなものに興味があるのかを現地で身をもって学べたこと、ネイティブの中国語を学べたことが現在の仕事の進め方や企画に最も影響していると思います。
また、新潟と台湾をつなぐ仕事を開始する前は、中国の雑貨やファッションの輸入販売の仕事をしていたので、中国語でのビジネスのやりとりの仕方も現在に生きていると思います。
燕市を拠点に仕事をする中で、台湾向けの支援の進め方に影響した出会いや経験はありますか。印象に残る場面と、その後の仕事とのつながりを教えてください。
新潟県の燕三条地域は、職人の町、金属の町、商人の町と呼ばれることがあります。大きくない地域でありながらも、長い歴史において作られてきた伝統と文化は今も受け継がれていて、現在でも個人や中小企業が多い場所です。そのため、この地域では人と人との関わりが深く、協力し合うことや助け合うことが当たり前のように感じられます。私は長岡市出身ですが、地元にいたときには感じられなかったこの文化の違いが、とても印象に残っています。
また、燕三条地域の人々は、自社商品に誇りをもって国内外の展開を積極的に行っています。海外での出展の機会も多く、それはとてもびっくりしたことの1つです。会社の規模や、商品数に関係なく、自信を持ってPRしています。
私が新潟FES in Taiwanというイベントを初めて開催する際も、燕三条地域の方々は全く怪訝に思うことなく、台湾出展を楽しみにしてくださる方ばかりでした。
また、地域の方々の繋がりが強いため、出展者の呼びかけなども協力してくれたりして、とても心強かったです。
その後も、定期的に新潟FES in Taiwanを開催できているのは、間違いなく燕三条地域の皆さんのおかげです。
地域の方々の協力が、台湾での挑戦を支えているのですね。
新潟と台湾をつなぐ仕事の中身
台湾への出展を支援した仕事を一つ教えてください。どのような商品を扱う事業者から何を相談され、準備から現地対応までに貴社がどのような仕事を担ったのか、流れに沿ってお聞かせください。
新潟FES in Taiwanでは、台湾進出をしたことがない企業様の参加が大多数でしたので、まずは何をすればいいのか?全くわからない時点でスタートになります。
基本的には、出展者の負担が少ないようになるべく弊社でサポートするようにしていました。例えば、荷物の発送から到着までは弊社ですべて代理で行い、現地で利用したい什器のレンタルや会計サポート、イベント会場の準備、ホテルや航空券の予約サポートなども行っていました。商品紹介については出展者が持っている宣伝素材をいただき、こちらで中国語翻訳していました。
接客で使える中国語講座も、出展者限定で開催していました。
台湾に出店したことがない=台湾に来たことがないという方が多かったので、最初は台湾にきてくれさえすれば他はこちらでサポートしますという状態を作りました。
台湾向けの商品説明やSNSの文章を支援した際、伝えたい内容をどのような表現に整えましたか。実際の一例を挙げ、台湾の読み手を考えてその表現を選んだ理由を教えてください。
台湾向けの商品紹介やSNSの文章では、単に日本語を中国語に翻訳するのではなく、台湾の方々に親しみやすく、魅力が伝わりやすい表現を心がけています。例えば、新潟の伝統工芸品を紹介する際には、歴史や技術だけでなく、日常生活での使い方や作り手の思いを盛り込むようにしています。また、台湾の方々が興味を持ちやすい切り口や言葉選びを意識し、商品の背景やストーリーが伝わるような文章に整えています。言葉を翻訳するだけでなく、文化や価値観の違いを理解し、商品の魅力を現地の方々に届けることを大切にしています。
例えば、下記文章は、燕三条の伝統工芸「鎚起銅器」と「彫金」の技法を使ったアクセサリーや日用品を作っている作家さんの紹介文章ですが、伝統工芸の専門的な技法をわかりやすく説明しながら、作家の個性や作品の魅力が伝わるよう工夫しました。特に「日常生活に自然に溶け込む」という表現を用いることで、台湾の方々にも工芸品を身近に感じてもらい、実際に使う場面を想像していただけるよう意識しました。
運用「鍛金」技法,透過反覆敲打單片金屬板來塑造成形也運用「雕金」技法,在金屬表面敲打、雕刻出細緻的裝飾。結合傳統金屬工藝技法,並融入自己的創作表現,製作出各式作品。這次將販售香插、杯器、書籤、飾品等,能自然融入日常生活中的金屬作品。
台湾でのイベントや出展で、出店者が現地の方の受け止め方を知るために、貴社はどのような働きかけをしていますか。実際のやり取りから得られた発見を一つお聞かせください。
台湾でのイベントでは、出店者と現地のお客様が直接交流できる機会を大切にしています。言語の壁がある場合には、通訳や商品説明のサポートを行い、お客様からの質問や感想を出店者に伝えることで、現地の反応を知っていただきます。また、どのような商品に関心が集まるのか、価格やデザインがどう受け止められるのかを知ることも重要だと考えているので、出店前に打ち合わせやアドバイスをしたり、売れそうな商品をピックアップしたりしています。
交流しているとわかるのは、台湾のお客様が商品そのものだけでなく、作り手の思いや制作背景にも強い関心を持ってくださることです。商品の素材や技法、制作過程について質問をいただくこともとても多く、作り手のストーリーを伝えることが、商品の魅力や価値を上げると感じました。この経験から、台湾市場では商品の特徴だけでなく、「誰が、どのような思いで作っているのか」を伝えることも大切だと実感しました。
作り手の思いや背景を伝えることも、商品の魅力につながるのですね。
事業を支える関係と体制
新潟側と台湾側の協力先と仕事を進める際、期待することや進め方を、どのようにそろえていますか。実際に取り決めたことを一つ挙げ、その取り決めが必要だった背景を教えてください。
まずはイベントのスケジュール感を揃えることが大切です。
イベント開催日から逆算して、出展者情報の提出、販促物の制作、備品の手配など、それぞれの期限を事前に決めています。日本側と台湾側では仕事の進め方や認識が異なる場合があるため、役割やスケジュールを明確にし、双方で確認することを大切にしています。
また、イベントのコンセプトや規模から、どのような内容で発信していくのかも、誤解がないように丁寧に説明するよう心がけます。文化が違うので、日本では普通なことでも、台湾の方にとっては不快な思いをさせる可能性は0ではありません。そのようなトラブルを防止するためにも、イベントの内容を細かく伝え、フィードバックをもらうことが大切です。
準備から現地対応まで幅広い支援を行う中で、仕事が滞らないよう、どのように進行や判断を管理していますか。ご自身が判断する仕事と、手順を決めたり協力先に委ねたりする仕事の分け方を、一つの案件を例に教えてください。
案件全体の進行状況を把握し、優先順位を整理しながら、重要な判断は当社で行い、専門的な業務や現地での作業は協力先と分担するようにしています。例えば、台湾で開催する新潟FES in Taiwanでは、企画方針や予算、出展者との調整、トラブルへの対応など、イベント全体に関わる判断は当社が担っています。一方、会場設営や備品の手配、制作物の準備などは、事前に内容や納期を共有し、現地の協力先と役割を分担して進めています。また、準備段階ではスケジュールや必要事項を整理し、日本側と台湾側の双方で確認を取りながら進行します。
情報発信、イベント、出展支援などの取り組みに、時間や資金をどのように配分していますか。力を入れることを選ぶ際の判断基準を教えてください。優先したことや見送ったことがあれば、その理由もお聞かせください。
新潟FES in Taiwanの開催費用は、今まで補助金を受けたりしていないので、予算は潤沢ではありません。
限られた資金の中で、取り組めることと実現できる最大限の効果を考え、優先順位を決めています。
特に優先していることは、SNS運用です。まずはイベントを認知してもらうことが重要ですので、SNS広告用のメインビジュアルや、出店者紹介するためのデザインにコストをかけています。
台湾人に好まれる色味やデザインを研究し、またイベントのコンセプトに合わせてデザインを考えます。
また情報発信も、なるべく多く、でも飽きさせないように毎回内容を変えながら、イベントの魅力を伝えられるように努めています。
顧客との関係と事業を続ける工夫
貴社への相談や依頼につながった出会いを一つ教えてください。相手はどのような点を確かめようとしており、貴社はそれにどう応えたのでしょうか。
新潟FES in Taiwanの発信をきっかけに、日本のとあるイベント主催者から問い合わせをいただきました。日本で開催しているようなイベントが台湾でも開催できるのか。取り扱っている商品が受け入れられるのか、現地での販売方法や言語面の対応が可能なのかといった点を相談されました。当社では、これまでの台湾でのイベント運営や現地企業とのネットワークを活かし、現地の市場や商習慣、出店の流れについて具体的に説明するとともに、無理のない方法を提案しています。まずは小さく挑戦し、現地の反応を確かめながら次の展開を考えることを大切にして、柔軟に迅速に対応する姿勢が信頼関係づくりにつながっていると感じています。
2025年の新潟FES in Taiwanの開催報告では、初めての屋外開催で暑さや雨の影響を受けたと振り返られています。その後の開催や出展支援で見直したことと、その理由を教えてください。
2025年の反省を生かし、今年の新潟FES in Taiwanはなるべく天候が安定している9月に時期をずらして開催しました。
おかげで、2026年はほぼ全期間晴れのうちにイベントを開催することができました。また、暑すぎない気温で、散歩にも適した気候でしたので、通りかかって寄ってくださるお客様も多かったです。
前回の経験を、開催時期の見直しに生かされたのですね。
台湾向けの支援を継続して提供するために、引き受ける仕事の範囲をどのように決めていますか。月額サポートなどの提供内容を決めた際、依頼者に必要な支援と、貴社が続けられる負担をどう考えたか教えてください。
台湾向けの支援では、依頼者が何を実現したいのかを最初に確認し、目的や予算に応じて業務範囲を決めることを大切にしています。翻訳や現地との連絡調整、販路開拓、出展支援など、対応できる業務は幅広いですが、すべてを一括して引き受けるのではなく、必要な支援を整理し、優先順位をつけるようにしています。
また、継続的な支援を行うためには、当社側の業務負担や対応できる時間を明確にすることも重要だと考えています。月額サポートサービスの提供内容を決めた際、相談回数や対応業務の範囲をあらかじめ設定することで、依頼者にとって利用しやすく、当社にとっても迅速に対応できるように心がけました。
依頼者にとって本当に必要としている支援を提供することと、当社が持続的に事業を続けられることの両立を大切にしています。
台湾での出展を経験した事業者には、どのような変化がありましたか。
例えば新潟FES in Taiwanでは、委託販売と対面販売を選ぶことができるのですが、断然おすすめなのが直接お客様と交流できる対面販売です。
委託販売をすると、出店者にわかるのは基本的に売上データのみ。現地の空気感や、人々が何を身につけているのか、どんな生活をしているのかを想像することはできません。また、委託販売だと、対面販売に比べ売上は下がる傾向があります。
今まで対面販売で出店した事業者様は皆今後も対面販売を望まれます。台湾に行かないとわからないことがとても多くあるからです。
実際に台湾の方と交流できるというのは、想像以上の価値になります。台湾で新しく関係を築く、という言葉は聞くだけだと難しく感じるかもしれませんが、一度出店すると、数えきれないほどの機会があります。
台湾のお客様とお友達になれることもあります。バイヤーがきて、スカウトされることもあります。商品のことを質問されたり、リクエストやアドバイスをいただくこともあります。
対面でしか掴めないチャンスがたくさん転がっています。
台湾に住み、ビジネスをしている方々とも繋がり、お話することもできます。
これを知ると、また台湾に来たい!と再出展を希望される方も多くいます。
現地での出会いが、次の出展にもつながっているのですね。台湾進出を考える事業者にとって、新潟FES in Taiwanにはどのような強みがありますか。
売上も大事なのですが、今後台湾で展開したいと考えている方にとって新潟FES in Taiwanは低コストで台湾出展できるとても魅力的な機会と感じてくれています。
台湾の進出の方法はたくさんあります。見本市のような大規模な展示会に数百万かけて参加する、代理店やコンサルタント会社など現地のパートナー企業を探して進出する、など複数の選択肢はあります。
弊社は、まずは台湾市場を知りたい、最低限のコストでなるべく効率よく進めたい、まずはテストマーケティングしたいという企業にとって最適な進出方法になっています。そのような事業者のために、本当に必要な項目を相談しながら絞り、ターゲットを決めて、最適なプランをご提案しています。
2026年は4回目の新潟FES in Taiwan開催でしたが、リピートで出店してくださった事業様は、中国語での接客も慣れてきて、台湾の方との交流を楽しんでいます。中国語でのPOP作りや、SNS更新もお手のものです。
これからの取り組みと伝えたいこと
今後、貴社が最も力を入れて実現したいことを一つ教えてください。それを次の一歩に選ぶ理由と、動き出すために先に整えたいことは何でしょうか。
今後、最も力を入れたいのは、新潟と全国の事業者が台湾市場に継続的に挑戦できる仕組みをつくることです。これまで新潟FES in Taiwanや台湾でのイベント参加を通じて、多くの事業者やクリエイターと台湾をつないできましたが、一度きりの出展や販売で終わらせず、継続的な取引や販路拡大ができるようにしていきたいと考えています。そのために、台湾現地の企業や販売店とのネットワークをさらに広げるとともに、翻訳・商談調整・販路開拓などを一貫して支援できる体制を整えていきたいです。また、事業者が目的や予算に応じて利用できるサービスや料金体系を明確にし、安心して海外展開に挑戦できる環境をつくることも重要だと考えています。新潟と台湾の交流を一時的なものではなく、双方に新たな価値やビジネスが生まれ続ける、強固な関係へと育てていくことが、ニイガタソウゾウの目標です。
最初に掲げていた、台湾への出展のしやすさも維持しながら、台湾進出サポートも手厚くしていきたいです。
地方で事業を始める方に、最初に取り組んでほしいことを教えてください。
最初に取り組んでほしいのは、まずは一人で考える、そして完璧を目指すよりも、まずは小さくても行動に移してみることです。
なぜ一人なのか?
一人では何もできない。それは事実です。
ですが、誰かがいないと不安で何もできない。そういう方は事業を始めるのが難しいかもしれません。
最初に取り組んでほしいのは、まず一人で、自分が本当にやりたいことと向き合うことです。事業を進めるには周囲の協力が欠かせません。しかし、誰かが一緒にやってくれるから始めるのではなく、たとえ一人になっても挑戦したいと思える情熱が必要だと感じています。
なぜなら一人でもやりたいと思えるくらい情熱がないと、事業は前に進みません。不安でも辛くてもやってみたい、そう思えるなら長く続けることができます。
誰かと一緒にスタートするのは、最初とてもスピーディーに事が進んでるように思えますが、時間が経つにつれて、バランスが崩れたり、責任問題が生じるなど、小さい問題が重なり、結局中途半端に終わる、というケースに陥ることがあります。
それに、自分がやりたいことが明確になっていないと、方向性を失い、何をしたらいいのかわからなくなります。
まずは一人で考えてみる。そして小さくても何か行動や発信をしてみることをおすすめします。
事業をやっていくことにおいて、「完璧」という状態になるのはありえないと思っています。常に問題と向き合い、柔軟に対応する事が必要になってきます。失敗は成功のもとと言うように、失敗なしには成長はありえません。失敗して悲しむことはないのです。
まずは小さく行動してみることが大切なのですね。地方で事業を始めるうえで、地域とのつながりについてはいかがでしょうか。
地方で事業を始めるという観点からみると、事業を始めようとしている拠点での繋がりを作るというのも重要なことの一つだと思います。
なんの事業をするのかにもよりますが、地域の方々と関わりがある事業の場合は、地域の方との協力なしには成功することは難しいでしょう。
私自身、新潟と台湾をつなぐ仕事を始めた頃は、十分な資金や人脈、経験が揃っていたわけではありません。それでも、自分にできることから少しずつ挑戦し、人とのつながりを広げてきました。
新潟FES in Taiwanを開催して初めて気づく課題も多くあります。天候への対応や現地での調整など、思い通りにいかないこともありましたが、その経験が次の開催や新たな仕事につながっています。
地方だからこそ難しいこともありますが、地域ならではの魅力や人とのつながりは大きな強みになります。最初から完璧を目指す必要はありません。ただし、挑戦すると決めたことには全力を尽くす。 その積み重ねが、事業を育てていく上で大切だと感じています。
貴重なお話をありがとうございました。

なるほど。新潟の魅力を台湾で伝えようと考えたのは、なぜですか。